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講義名称 保育・教職実践演習(幼・小)
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 演習
単位数 2 時間数 30.00
代表曜日 火曜日 代表時限 2時限
英文表記 TEACHING PROFESSION SEMINAR (KINDERGARTEN・ELEMENTARY)
開講学科・学年 児童教育学科4年

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 土井 徹大学 教育学部 児童教育学科
教授徳永 隆治大学 教育学部 児童教育学科
教授平本 哲嗣大学 教育学部 児童教育学科

授業の概要  本演習は、教職課程の他の授業科目の履修や教職課程外での様々な活動を通じて、学生が身に付けた資質能力が、教員として必要な資質能力として有機的に統合され、形成されたかについて、課程認定大学が自らの養成する教員像や到達目標等に照らして最終的に確認するものであり、いわば全学年を通じた「学びの軌跡の集大成」として位置付けられるものである。具体的には、これまでの3年半に学修してきた専門科目や保育実習・教育実習、 教育ボランティアでの学びや、保育・教育関係者による講話などに基づいて、グループ討議や事例研究、模擬授業・保育などの演習を行う。専門的知識・技能に加え、専門的職業人として子どもを理解する力やコミュニケーション能力を培うとともに、使命感や責任感を高め、保育士・教師としての専門的力量の形成を図る。
 本演習の履修を通じて、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ることにより、教職生活をより円滑にスタートできるようになることが期待される。
授業の目標(一般目標) 課程認定大学での学修成果を振り返り、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ること。
到達目標(観点別行動目標) ①使命感や情熱、倫理観と規範意識を持ち、職責を果たすための基礎的な知識・技能について説明できる。
②他の教職員、保護者や地域社会と共同的に教育活動を行うためのコミュニケーションの方策を説明できる。
③子どもとの信頼関係を深め、教科指導や人間関係の育成、子育て支援等の在り方について説明できる。
④教科・保育内容の体系的な理解の上に、教育・保育の基本的実践力を、各場面で具体的に表現できる。
授業計画 1. ガイダンス(授業概要と授業方法の確認、グループ編成など)(土井)
 
2. 教える・学ぶということ①:「教育」観について(平本)

3. 教える・学ぶということ②:「目指す教師像」観について(徳永)

4. 教員に求められるマナー・コミュニケーション(平本)

5. 授業づくりの基礎・基本:学習指導案作成とその意義に関する討議(徳永)

6. ICTを活用した授業デザイン①:ICTを活用した授業の実際(平本)

7. ICTを活用した授業デザイン②:授業における留意点(平本)
                 
8. 教える・学ぶということ③:「子どもの発達・学習」観について(徳永)

9. 討論①「乳幼児期の発達課題」(平本)
 
10. 討論②「発達障害児の理解と対応」(土井)
    
11. 討論③「いじめの理解と対応」(土井)
 
12. 討論④「児童虐待防止に向けた取り組み」(土井)
 
13. 討論⑤「子育てする保護者や地域との連携」(徳永)
 
14. 教師の心がけ(徳永)
 
15. まとめと振り返り(土井)
評価の方法 以下の三つの観点に基づいて、評価する;
毎回のミニレポート及び提出物 60%:到達目標①②③④
グループ討論参加及び提出物 20%:到達目標①②③④
最終レポート 20%:到達目標①②③④
授業外学習へのアドバイス [予習]次回の講義範囲に関する配布資料を事前に熟読し、次回の講義内容の概略を把握すると同時に、専門用語の意味等を調べておくこと(90分)。
[復習]授業で学んだ内容を振り返り、要点を整理すること、また授業終了時に示す課題に取り組むこと、更に、授業中に議論した内容に関して自分なりの考えをまとめておくこと(90分)。
自学自習総時間数:60時間
教科書 特に用いない。毎回講義内容に応じた資料を作成し、配布する。
参考文献 『幼稚園教育要領(平成29年告示)』『平成29年告示 保育所保育指針』
『平成29年告示 幼保連携型認定こども園教育・保育要領』
『小学校学習指導要領(平成29年告示)』
『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説』
『小学校・幼稚園 教育実習の手引き』
学生へのメッセージ ◆課題・レポート等に対するフィードバック方法
 講義終了時の提出課題(ミニレポート等)は、評価後、次時の講義で返却及び解説を行う。
◆その他
 本講義の目的は、提示された知識を追認して覚えることではありません。
 提示された知識に疑問を持ち、批判的に思考し検証していくことが、大学における講義の醍醐味です。
 担当教員、他の受講生と積極的に議論しながら、学究的な思考及び態度を身に付けていきましょう。
授業用E-mail doi-t@yasuda-u.ac.jp