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講義名称 理科教育法演習
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 演習
単位数 1 時間数 15.00
代表曜日 月曜日 代表時限 3時限
英文表記 SEMINAR OF SCIENCE EDUCATION
開講学科・学年 児童教育学科4年

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 土井 徹大学 教育学部 児童教育学科
准教授小川 麻里大学 教育学部 児童教育学科

授業の概要 児童に楽しく分かりやすい授業が出来ることを目標とし、小学校理科の授業動画の視聴や模擬授業の実践等を通じて、適切な授業方法を創意・工夫して実践できる実践的指導力を養う。また、野外での自然観察や飼育・栽培活動などを実際に行い、計画的に安全に野外での授業を実施するための基礎知識および実践力を身につける。
授業の目標(一般目標) 小学校理科の目標と内容を理解し把握する。

各単元の授業の実践方法を考察・創意工夫する。
到達目標(観点別行動目標) ①各単元の目標と内容を理解し、適切な授業を構想することができる。

②自然や生物の特徴を理解し、授業に活用するための教材を作成することができる。
授業計画 1.飼育活動のための基礎知識と年間計画  メダカ飼育の実際(小川)

2.栽培活動のための基礎知識と年間計画  学級園の活用の実際(小川)

3.野外での自然観察  校内および地域の自然の活用と指導上の留意事項(小川)

4.小学校理科授業における動植物の飼育・栽培、自然観察に関する討議と総括(小川)

5.電気関連単元の基礎知識と授業実践方法(土井)

6.エネルギー領域の基礎知識と授業実践方法(土井)

7.粒子領域の基礎知識と授業実践方法(土井)

8.授業実践時の配慮事項と試験(土井)

*屋外で活動することがあります。
*天候等の都合で、授業回が入れ替わることがあります。
評価の方法 到達目標①②について,次の割合で総合的に評価する。
土井担当分 提出物25% 試験25%
小川担当分 提出物30% 試験20%
授業外学習へのアドバイス ◆準備学修(予習・復習等)
身の回りの自然現象・科学的事象に興味を持って調べる。
授業実践に役立つ教材および授業づくりを折に触れて考察する。
テキストと配布資料の予習と復習を行い、課題には真剣に取り組むこと。
地域の自然環境や生き物について継続的に観察してください。
自学自習総時間数:30時間
教科書 文部科学省編『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編』(東洋館出版)(ISBN978-4-491-03463-8)111円
石浦章一・鎌田正裕他著『わくわく理科3,4,5,6』(啓林館)
プリント(適宜配布)
参考文献 適宜紹介する。
学生へのメッセージ ◆課題・レポート等に対するフィードバック方法
授業において、適宜、フィードバックを行う。

◆その他
授業実践する各単元の内容を正確に理解する。
授業実践演習において、実験・観察方法を正確に理解し、実践できるようにする。
授業実践演習において、創造性のある分かり易い授業を考察・実践する。
(小川担当分)
身近な自然を知り、動植物の飼育・栽培方法などの基礎的・実践的な力をつけることで、地域の環境をいかした楽しい理科について一緒に考えましょう。

◆教員の実務経験と授業との関連性
土井担当分:国立大学附属小・中学校での実務経験をもつ教員が,授業づくりや教育実習生指導等の実務経験を活かして,受講者が実際の授業場面を想定しながら授業実践に必要な知識と技能を修得できるよう,グループワークを含む実践的教育を行う。
小川担当分:生物学や理科・生活科教育を研究しており、深海、南極、高山などでの現地調査・研究の経験や、大学以外に産学官連携研究所での勤務経験(博士研究員)があります。また、大学構内に広島の自然の特性を生かしたビオトープを設計・施工・管理するなど、教育環境づくりに携わってきました。これらの経験を活かし、安田女子大学ならではの自然環境、授業環境を活かした授業を展開して、理科で生物教材と関わる方法や野外での自然体験活動のあり方を実践的に指導します。
授業用E-mail doi-t@yasuda-u.ac.jp